2017.04.17
自律神経とは
こんにちは、坂井です(^∇^)
今回は『自律神経』についてです。
自律神経とは、自分の意思で出来ないことをコントロールする神経のことです。
体を動かすことは自分の意思で出来ますが、
血液を流そう、腸を動かそうと思っても出来ません。
この“自分の意思で出来ないこと”はすべて自律神経がつかさどっています。
内臓を動かす、血液を流す、栄養を吸収する、老廃物を排出するなどです。
自律神経は 交感神経・副交感神経 の2つに分けられます。
人間の各器官(肺・心臓・血管・消化管など)は、
それぞれ反対の作用を起こす働きをしているこの2つの神経の
二重支配を受けながら調節されています。
汗や体温の調節、血圧、呼吸、心臓の動き、食べ物の消化など
人間にとって重要な活動が、自律神経がうまくバランスを保ち働くことで調節されています。
交感神経と副交感神経とは・・・
自律神経は、
交感神経(活動モード)
副交感神経(休息モード)
という正反対の働きをする2つの神経から成り立っています。
交感神経が優位に働くのは主に昼間で、活動している時、緊張している時、ストレスを感じている時に働きます。
心拍数は増え、筋肉は硬くなり血管は細く収縮します。
活動モードになっているので、すぐに反応できる体勢になっています。
スポーツや仕事などで、瞬時に反応し、動くことが出来るのは、交感神経が働いているおかげです。
逆に副交感神経が優位に働くのは食事中、入浴中などリラックスしている時に働きます。
心拍数は落ち着いて、筋肉もゆるんで、血管も広がります。
消化器系の動きが盛んになり、栄養の吸収や老廃物の排出が促進されます。
なので新陳代謝、疲労の回復おこなって、元気な体に戻す作業をする時間です。
この交感神経と副交感神経のバランスが乱れ、交感神経ばかりが働いてしまうと・・・
・ 筋肉が硬くなる
・血管が縮み、栄養・酸素・血液が全身に行き渡らない
・リンパの流れが悪くなり、疲労物質や老廃物が排出されにくい
・疲労の回復が追いつかず、疲れや不調をかかえてしまう
・その不調がストレスとなり、さらに交感神経ばかりが働いてしまう
という悪循環に陥ります。
副交感神経が活性化すると、筋肉が緩み血管が広がって、心拍はゆっくりに、内臓は活発になります。
筋肉の中には、血管・リンパ腺・神経が通っています。血管が広がるので栄養・酸素・血液が全身に運ばれますし、
老廃物や疲労物質などの不要なものもスムーズに排出されます。
副交感神経がしっかり働くと、疲れも取れ、気持ちも落ち着きます。
とはいえ現代人は、体や精神的なストレスが多すぎて、交感神経が優位に働く傾向にあります。
筋肉の緊張が続いて、さまざまな体の悩みを引き起こしています。
マッサージをされると眠くなるように、筋肉の緊張がほぐれると副交感神経に切りかわって、
回復モードになります。
普段の生活でこまめに筋肉をほぐことがとても大切です。
住所
〒860-0823
熊本県熊本市中央区世安二丁目2番2号
TEL 096-327-0007
受付時間
月~土 10:00~13:00 16:00~20:00
※日曜日は午前診療のみです。
休診日 木・祝