2017.03.25
熊本市の整骨院☆ 筋膜の正体とは?
みなさんこんにちは、タケダです!
26日が熊本の桜の開花予想日となり、花見が楽しみに思える季節になりましたね♪
なお、花見の時期には、現在閉鎖されている熊本城の一部が解放されるとのこと。
去年の地震以来、間近にみることが難しかった熊本城ですが、少しでも近くに見るチャンスがあるということはうれしいですね。
さて、今回は『筋膜』について。
最近、この『筋膜』という言葉を耳にしたことがある、目にしたことがあるという方もたくさんいらっしゃることかと思います。
では、この『筋膜』とは一体何者なのでしょうか?
筋膜は「第二の骨格」とも言われる組織で、体内に張り巡らされている膜のことです。
毛細血管や、神経、微細な筋繊維をはじめとする筋肉や臓器、さらに骨まで、
体を構成するあらゆるものを包んでいます。
そして、この筋膜は、筋肉や臓器をあるべき位置に収まるように支えており、人体を人体たらしめている重要な組織でもあります。
また、コラーゲン繊維で構成される筋膜は弾力性があり、全身を柔軟に&機能的に動かすために大事な組織です。
しかしながら、筋膜は弾力性がある反面、縮んだり硬くなったりしやすい、という性質があります。
この縮んだり硬くなった状態を、『筋膜の硬縮』『筋肉の委縮』と言います。
『筋膜の硬縮』ですが、筋肉と、それを覆う筋膜を酷使したことにより起こります。
この場合の酷使ですが、ハードな運動をしたとかではなく、
長時間同じ姿勢を続けるなど、体の一部分だけに強く負担がかかり続けた状態を指します。
例えば長時間パソコン作業を続けた場合など、猫背になり頭が前に出ます。
すると、首の後ろ側の筋肉と筋膜は、前に出た思い頭を支えようと、作業の間ずっと頑張って引っ張り続け、酷使されることになります。
この状態が長く続くと、体は「引っ張り続けるよりも首の位置を固定したほうが楽」となり、柔らかい筋肉を包んでいる筋膜がこれ以上伸び縮みしないよう固まり、硬く固定されます。
(これが、痛みの原因となる『トリガーポイント』ができる例の一つです)
また、筋肉を使わな過ぎてもいけません。
動かさない部位があると、体はそこを動かすことを忘れて使われなくなります。
筋肉を怠けさせすぎると、そこを包む筋膜が固くなりますが、その状態を『筋肉の萎縮』と言います。
例えば椅子の背もたれに体を預け続けると、腹筋も背筋もあまり使わなくなり、体が丸まっている状態が癖になります。
そんな背筋を正さない生活が常態化すると、腹筋や背筋はますます弱くなって使われなくなります。
筋膜も伸縮性を失い、癒着をおこしそれがトリガーポイントの発生につながります。
硬縮にしろ委縮にしろ、筋膜の状態が悪くなるということです。
筋膜が固く縮んで小さな塊ができ続けた結果、体に痛みや不調が生じます。
では、このように筋膜が傷んでしまった場合、どうすればいいでしょうか。
次回はその対処法についてお知らせしますね。
以上、タケダでした!
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