2017.01.21
指の怪我 (突き指)
こんにちは!藤島です(´・ω・`)
ここのところ毎日寒い日が続いていますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
今日は指の怪我について
指の怪我と言ってまず思いつくのが、突き指が有名だと思います。多くの人が経験したこともあるのではないでしょうか。
突き指と言っても、実は色々な症状があり、ほおっておくと変形の原因となる場合もあり気を付けなければなりません。
色々な症状がありますが、まず一番多いのは、第二関節部分での靭帯の損傷です。
指の第二関節を解剖学ではPIP関節と言いますが、このPIP関節部での側副靭帯の損傷が所謂、突き指としては一番有名だと思います。
靭帯損傷とは簡単に言えば、捻挫の状態です。突き指は指の捻挫だと思ってもらう方が早いかもしれません。
よく突き指したら引っ張るといいなど言われることが昔はありましたが、絶対に引っ張ったりしてはいけません。
捻挫して炎症が起きている部分を無理に動かすことにより、炎症がひどくなり余計に腫れを大きくしてしまいます。
突き指した場合は、すぐに冷やし、テーピングや割りばしで添え木を作るなどして、出来るだけ動かさないようにしてください。
突き指だと思っていても、靭帯の損傷だけではなく、骨折や腱の断裂を伴っている場合もあります。
腱の断裂では、第一関節に起こることが多く、腱が切れることによって、指が真っすぐ伸ばせなくなります。
自分で思いっきり指を伸ばしても、第一関節だけ曲がってしまったままで、
白鳥の首のような形に見える事から、スワンネック変形と言われています。
腱や靭帯は血流が少ないため、治りにくく、完全に断裂している腱は保存療法では融合が見られず、手術の適応になることも少なくありません。
同様に、第一関節の根元で腱の付け根から骨折している場合もあり、こちらも手術適応になることもあり、
放置しておくとスワンネック変形になり治らなくなってしまう事もあるので、突き指した場合でも、自分でこれくらいは大丈夫と判断せずに
きちんと受診するようにしてくださいね!
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