2016.05.17
熊本市の整骨院☆ 地震酔い(後揺れ症候群)について
みなさんこんにちは、ひなた整骨院のタケダです。
震災から一か月が過ぎましたが、回数が減ったとはいえ、まだまだ余震が続いていますね。
ほんのちょっとの揺れでも、「大きい揺れの前触れでは!?」と身構えてしまって、なかなか緊張が取れませんよね……。
さて、タイトルの『地震酔い』についてですが、これは専門用語で『後揺れ症候群』というのだそうです。
地震の際の振動により、平衡感覚をつかさどる内耳の三半規管と前庭組織が不規則に刺激されることが原因です。ちなみに、乗り物酔いと同じ原理で起こるとのこと。
さらに、余震などで継続的に刺激が加わると、症状が慢性化してしまい、地震ではないのに揺れを感じ、吐き気やめまいなどの症状が出ることもあります。
そして、揺れ以外の原因として考えられるのが、体の水分バランスが崩れていたり、不規則な食事や睡眠不足の状態にあることなのだそうです。
また、「いつ地震が来るか判らない……」という不安もこの状態に影響しているとのことです。
つまり、この症状を緩和させるには、
⑴ 水分をしっかり取り、トイレもこまめに行って体内の水分のバランスをとる
⑵ 食事も、可能な限り規則的に食べる
⑶ 心身がリラックスできるように努める
事が大事になってきます。
ここでこの ⑶ についてですが、自分でできるリラックス方法に以下のような方法があります。
・大きく鼻から吸って、細く口から吐き出す深呼吸をする
・目をつぶって好きな音楽を聴いたり、またはストレッチをして緊張をほぐす。
・ゆっくり手をグーパーの形に動かし、血行を良くする(可能なら足も)。
・手の甲側の、親指と人さし指の付け根の間にある、『合谷』というツボを押す
(もう片方の手の人差し指と親指で挟むようにして、痛気持ちいいくらいの強さで)。
なお、このツボは、酔い止めや精神安定にも効果的です。
そしてまた大事なのは、
・地震酔いの症状に対してあまり心配しない事。
心配し過ぎると、不安が不安を呼んで、頭の中が良くない考えでいっぱいになってしまいますからね。
それでもやはり、自分ですべての緊張を解消しようとしても限界があります。
色々試してみて、それでもやっぱり体のどこかがずっと緊張している、疲れが取れない……と感じたら、なるべく早めに当院にいらっしゃってください。
ぬくもりのある人の手で、ゆっくりと体をほぐされるのは、とてもリラックスできますよ。
こわばってしまった心身をリセットして、改めて頑張りましょう!
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