2018.03.07
熊本市の整骨院☆ 坐骨神経痛とは その1 (原因、症状)
みなさんこんにちは、タケダです。
朝晩はまだまだ寒いものの、日中はめっきり春めいてきた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
さて、今回は坐骨神経痛についてお話させていただきます。
坐骨神経痛は昔から知られる病名ですが、実際には病気というより、
坐骨神経に生じた痛みやしびれなどを総称して「坐骨神経痛」と言います。
坐骨神経は体中にある末梢神経のなかでも最大のもので、お尻から太もも、ふくらはぎへとつながる長い神経です。
(ひざから下は、すねや足底の神経までつながっています。)
坐骨神経痛とは、この坐骨神経が、さまざまな原因により圧迫・刺激されることで現れる、痛みやしびれなどの症状のことを指します。
多くの場合は腰痛に引き続いて発症し、その次にお尻や太ももの後ろ側、すね、足先などに痛みやしびれがあらわれます。
ひどい場合には、痛みや麻痺による歩行障害を伴うこともあります。
坐骨神経痛の代表的な原因を挙げると、腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症・変形性腰椎症などがあります。
・腰椎椎間板ヘルニア
背骨は、いくつもの「椎体」という骨によって構成されており、この椎体と椎体の間には、クッションの働きをする椎間板という軟骨があります。
この椎間板が椎体と椎体の間からはみだしたり、飛びだしてしまうのが椎間板ヘルニアです。
椎間板が変形することにより、その中を通っている神経を圧迫し、いろんな箇所に神経痛を起こしてしまいます。
この椎間板ヘルニアが腰部で起こると、坐骨神経痛を起こします。
発症することが多い事例としては、同じ姿勢(とくに中腰や前かがみなど)を長時間続けたり、急に重たいものを持ち上げたりした時、となります。
・腰部脊柱管狭窄症
脊柱管は背骨の中央にある、脊髄と、それに続く神経(馬尾(ばび)神経)が通る管上の部分です。
(馬尾神経:脊髄の末端の枝分かれした神経の束で、馬のしっぽに似た形であることから馬尾といわれています。)
この脊柱管が狭くなるのが脊柱管狭窄症で、これが腰のあたりで発症すると、腰部脊柱管狭窄症となります。
腰部脊柱管狭窄症を発症すると、馬尾神経が圧迫され、腰の痛みや足のしびれなどの症状を起こします。
・変形性腰椎症
主に加齢などの原因により腰椎(腰の椎体)の形が変形し、神経を圧迫して腰に痛みや足のしびれを起こします。
この他にも、腰椎分離症・すべり症・梨状筋(りじょうきん)症候群・外傷による圧迫や、
帯状疱疹・カリエス・脊髄腫瘍や骨盤内腫瘍といった腫瘍、
更には糖尿病・アルコール依存症・喫煙・ストレスなども原因となり、坐骨神経痛が起こる場合もあります。
また、これらの疾患や原因がなくても、
運動のしすぎや、反対にデスクワークによる運動不足など、さまざまな理由で発症することもあります。
坐骨神経痛の治療方法やケア方法については、次回のタケダのブログで!
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