ひなた整骨院ブログ

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熊本市の整骨院☆ 人の膝に鳥がいる!?(鵞足、鵞足炎(膝の痛み)について)

みなさんこんにちは、タケダです!

前回まで筋膜の話をしていて、今回もその続きの予定でしたが、

変更して別のテーマをお話しさせていただこうと思います。

もし筋膜話の続きを楽しみにしてらした方がいらっしゃったら申し訳ありません(o´・ω・`o)。

 

さて、今回はタイトルにも書きました『鵞足』について。

 

鵞足とは、膝の内側の部分の、太ももにある筋肉のうち3つ(縫工筋(ほうこうきん)、薄筋(はくきん)、半腱様筋(はんけんようきん))の腱が集中している箇所で、

ハムストリングス(人間の下肢後面を作る筋肉の総称)や内転筋(太ももの内側にある筋肉の総称)などの筋肉につながっています。

 

3つの腱が集まった部分を後ろ側から見ると、ガチョウの足のような形をしていることから、この部分を「鵞足」と呼んでいます。

 

 

 

鵞足炎は、この鵞足の部分に炎症が起こります。

図にある箇所やその周辺(裏面)にかけて、痛みや腫れが生じてきます。

痛みが起こるのは、

・運動している時

・膝の曲げ伸ばしをした時

・患部を指で押したり、太もも裏の筋肉の内側を伸ばすストレッチをした時。

 

最初のころは膝を動かした時のみ痛みますが、悪化すると、じっとしている時(安静時)にも痛みを感じるようになります。

 

走りながら方向転換をする時や水泳の平泳ぎのキックをする際、膝から下を外側にひねる動作(外旋)や、膝の曲げ伸ばしをする際に膝が内側に入る動作(外反)が特に行われるのですが、

このときに、鵞足の部分の腱と骨、腱同士がこすれ、鵞足部に炎症が起こりやすくなります。

 

 

たとえばランニングで足を後ろに蹴り出したり、サッカーボールを蹴ったり、急な方向転換を行った時などにも特に負担がかかり、これらの動作を繰り返すうちに鵞足炎が発症しやすくなります。

 

その他にも、足の内側に重心がかたよってしまうような間違った靴選びや、かかとの骨が内側に傾いてしまっている「回内足」、

アスファルトのような衝撃を吸収できない硬い地面の走行、坂道などの重心がかたよる道の走行なども、痛みの原因となります。

 

 

鵞足炎は、軽症の場合であれば膝を使う運動を控え、安静を保つことで炎症が治まり、数週間で自然と治ります。

痛みが強い場合は、シップなどの消炎鎮痛剤を使ったり、安静を保ちつつ患部を冷やす「アイシング」を行い、炎症を抑えます。

 

また、痛みが治まってきたら鵞足部の筋肉のストレッチやマッサージを行い、筋肉をほぐすのも効果があります。

(重症の時は、病院では痛み止めの注射や、電気治療なども行われます。)

 

 

急に痛みが発生した「急性」の鵞足炎の場合は、氷のうなどをテーピングで固定し、患部を冷やすようにします。

症状が長引いて慢性化した鵞足炎の場合は、患部を温めたりマッサージしたり、積極的に動かして血行を促進するのが正解です。

(患部を冷やしたり固定・圧迫するのは、血行が悪くなり逆効果)

 

鵞足炎は再発しやすいため、焦らずじっくり治療していきましょう!

 

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