ひなた整骨院ブログ

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熊本市の整骨院☆ 腸腰筋・その①~大腰筋~

みなさんこんにちは、タケダです!

 

数日前から急に寒くなりましたね。 

やっと季節にふさわしい気温になったとも言えますが、急激な気温の変化は体調を崩す原因になりますので、手洗い&うがい&防寒をしっかりして、風邪を引かないようにしましょう。

 

さて今回は、腰痛に大きく関係を持つ『腸腰筋』についてお話ししたいと思います。

 

『腸腰筋』ですが、実は『大腰筋』、『小腰筋』、『腸骨筋』という3つの筋肉の総称なんです。

 

その中で『小腰筋』は『大腰筋』のサポートの役割を果たしている筋肉ですので、
実際のところ主に活躍しているのは『大腰筋』と『腸骨筋』の2つになります。

 

この『腸腰筋』の中で、最も長くて、大きな力を発揮するのが『大腰筋』です。

 

『大腰筋』の位置ですが、真ん中より少し下あたりの背骨(T12)~1番骨盤に近い背骨まで(L1~5)にまずくっついています。

その場所から伸びて、骨盤の前を通り、太ももの骨の内側(小転子)にくっついて止まります。

 

『大腰筋』の役割は、足を動かしたり、直立姿勢の時に骨盤を前傾位置に保ってくれるなど、
正しい姿勢を保つという重要な役割があります。

(骨盤が前傾位置に保たれていないと、猫背気味になってしまいます。)

 

ずっと同じ姿勢でかがんでいたり、クッションの柔らかい椅子に長時間座りっぱなしでいると、大腰筋が緊張し縮んでしまい、
背中が硬くなって腰が動かしにくくなったり、上体を後ろに反らせることが難しくなります。また、猫背やO脚の原因にもなります。

困ることに、猫背による腰痛は、背中全体が張って、首や肩まで痛める原因になります。

 

 

では「大腰筋が縮むと腰痛になる」ことのしくみですが、

 

・大腰筋が縮んで、背骨側(腰椎)から股関節を引っ張ってしまう

・引っ張られた股関節が前に移動し、骨盤が後ろに傾く

・腰椎の前わんが少なくなり、そのバランスをとろうとして猫背の姿勢になる

・腰の筋肉(背中側)に負担がかかり、腰痛が起こる

 

という流れです。

 

逆に言えば、縮んだ大腰筋を緩めて元の長さに戻すと、腰痛の改善と猫背の修正に効果があります。
腰痛であると同時に、猫背が日頃から気になる、という方は、大腰筋を緩めることがとても重要です。

 
さて、それではここで、大腰筋を伸ばすためにご自分でできるストレッチをいくつかご紹介しましょう。

 

① 片膝を引きつけるストレッチ

仰向けに寝て片方の膝を立て、その膝を両手で掴んで胸に引きつけてください。

その際、頭や背中が地面から離れないように注意しましょう。

 

② 片膝立ちでももを伸ばすストレッチ

片方の足は膝をつき、もう片方の足を前の方へ踏み出します。
その姿勢のまま背筋を伸ばし、腰を徐々に前へ押し出して行いましょう。

 

③ 片方の腿を伸ばすストレッチ

片方の足を前方へ伸ばし、もう片方の足は膝を折り曲げ、踵をお尻の横につけるようにして座ります。

その時両手は後ろの方について、上体を支えながらストレッチしましょう。

この際、折り曲げた脚の膝が地面から浮かないように注意して行いましょう。

(※もし余裕がある場合は、上体を後ろに倒していくと更にストレッチできます。)

 

長時間同じ姿勢の合間に、大腰筋のストレッチをできるだけ取り入れてみてください。

そうすることで、腰だけではなく肩や首の痛みも楽になり、仕事や作業もしやすくなってくるはずです。

 

作業の合間のひと工夫が、あなたの体を楽にしてくれますよ♪

 

 

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