2016.07.23
腰痛(変形性腰椎症)
こんにちは( ^o^)ノ
吉澤さゆりです!
今回は、変形性腰椎症です。
脊椎(背骨)は、椎骨が重なりあって出来ていて、椎骨と椎骨の間にはクッションの役割をしてくれる椎間板があります!
脊椎は、椎間関節が滑らかに動き椎間板がしっかり衝撃を吸収する事でスムーズに動き、
これによって私達は自由に体を動かす事が出来ているんです。
年を重ねると、これらの組織は長年の駆使によって徐々に変性して行き、これは脊椎の全体に見られるものです!
特に、動く範囲が広く、体重などの大きな負担がかかる腰椎に現れやすいです。
脊椎の変性により、腰痛などの症状が起こる疾患を【変形性腰椎症(変形性脊椎症)】
と言います。
原因
加齢による老化現象が主な原因となり、中高年になると誰にでも起こり得るもの。
スポーツや、肉体労働により腰を酷使する事が多い人は比較的早い年代から現れる傾向があります。
加齢による腰椎の変性は椎間板の衰えから始まります。
年を重ねると、椎間板の中心にあるゼリー状の髄核から水分が失われ
弾力も低下しクッションの働きが衰え、
椎間関節の負担が大きくなることで関節がすり減りかみ合わなくなり、
関節を支える周辺の靱帯などにも負担は大きくなります。
椎間板が薄くなることで、椎体(椎骨の主な部分)にズレや滑りが生じ、
椎体と椎体がぶつかってしまうこともあります。
椎間板の減少に伴うバランスの悪さを補おうと、
椎間板の角にある骨が増殖し骨棘と呼ばれる骨の棘を形成することがあります。
この骨棘が神経を圧迫すると、腰痛などの症状が現れてきます。
主な症状
骨棘によって神経が圧迫、刺激される事で慢性的な腰痛が起こる。
腰椎の変性によって周辺の筋肉や靱帯への負担が大きくなる。
血行不良により腰の張り感、起床時や同じ姿勢を続けている時に痛みが増す
しばらく動くと軽減してくるのが特徴です!
痛みによって、動きが制限されたり腰椎の変性により、後湾や側湾など【腰曲がり】の姿勢になることあります。
日常生活での予防
変形性腰椎症の症状は腰を反らした時に起こりやすいと言われ、
うつ伏せで本を読む、高い所のものを取るなど、
腰を反らしがちな姿勢や動作は避けるようにしましょう。
しかし、どんな姿勢・動作で症状が現れやすいかは人により異なり、
自分には何がいけないのか見極めることが大切です。
腰に負担をかけやすい動作(重い物を持ち上げる)などは良くありません。
だからといって、安静についてし過ぎてもいけません。
無理のない範囲で体を動かし、腰を支える筋力をつけ悪化しないようにしましょう。
水中ウォーキングや水泳は浮力により腰への負担が軽減されるので、適度な運動としておすすめです!
体重が増えても椎間板などにかかる負担が大きくなるので、肥満気味の方は体重を落とすなど心掛けることが大切ですよ(。・∀・。)ノ
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