2016.08.02
頚肋症候群
こんにちは久峩です(^_^)/
今回は頚肋症候群についてです!
~頚肋骨とは~
頚肋骨とは、本来12対である肋骨に加わるもう1つの肋骨の事です。
通常の肋骨は、第七頸椎の次に繋がっている第一胸椎の関節部分から始まります。
ですが、頚肋骨がみられる場合は第七頸椎、または第六頸椎からもう1本の肋骨が出ており、鎖骨の下の動脈や静脈、腕部神経を圧迫する事になってしまいます。
なぜ頚肋骨が存在するかというと、、
人として生まれる前のお腹の中でのお話に戻ります…!
母体に命が宿った胎児の骨格には、もともと下位頸椎から肋骨が出ているものなのです。
それが成長するにつれて退行し、椎体の横突起を形成します。
0.5%の確率で「頚肋骨」が残存する理由は形成不全。
正しい発達が何らかの原因によって阻害されたために起こる現象と言えます。
~症状~
頚肋症候群は、腕や手の痛み、しびれが小指側に出るのが特徴です。
腕の皮膚が白っぽくなったり、青ざめたりという変色。
さらには腕に力が入らないということも。
神経症状が進んだ場合、
「眼瞼下垂」「縮瞳」「眼球陥没」などの症状がでる可能性もあります。
この原因は、複雑に絡み合っている鎖骨中央の胸の出口を、頸肋骨がさらに複雑な構造にしてしまっている事です。
鎖骨上部の胸の出口にはもともとの頸椎突起から鎖骨へ繋がる繊維状組織が重なって、神経と血管の通り道は大変狭くなっています。
頚肋骨を持っていて、胸郭出口症候群を発症する形質を持っていると、
本来の状態よりも繊維状組織が多くの頸椎骨端から発しており、より一層スペースが狭められてしまうのです。
ですが、頚肋骨があるからと言ってすべての人に頚肋症候群が表れるわけではありません。
~診断~
肩の痛みによって医療機関を受診すれば、頚肋があるというだけで頚肋症候群を疑われる事もありますが、まずは他の原因と合わせて可能性を探ってみましょう。
首を伸ばしたり回したりといった動作で痛みやしびれが増え、レントゲン撮影で頚肋の存在を確かめて、そのうえ脊髄検査によって病変が確認されなかったら、頚肋症候群と確定されるでしょう。
つらい痛みは我慢せずに
是非お気軽にひなた整骨院へいらしてくださいね(*^-^*)!
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