ひなた整骨院ブログ

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五十肩

こんにちは、藤島です。

 

意外となる方が多いと五十肩についてです。
 
五十肩と呼ばれる疾患は、いわゆる、と言われるように、
 
正式な疾患名ではありません。
40歳以降に頻発し、加齢や過労により肩関節の構造体の変性により発症し
 
原因のはっきりしない肩関節の痛みと運動制限をきたす疾患をいい
 
肩関節周囲炎ともいわれます。
 
以前では腱板損傷、石灰性腱炎、肩峰下滑液包炎、上腕二頭筋長頭腱炎などを含む総称でしたが
 
近年では画像検査などの進歩により、これらを除外した誘引のない
 
肩関節の痛みを伴った運動障害(拘縮)を五十肩と言われています。
 
ちなみに、四十肩、五十肩は呼び方がちがうだけで、全く同じことです。
 
痛みの契機は、後ろの物を取ろうと肩を後ろにまわしたり、洗濯物を干そうと上げた際など
 
肩の挙上と水平伸展(後ろ回し)の動作時によく起こります。
 
症状は急性に現れるものや徐々に現れるものもあり一定していませんが
 
肩の見た目に変形などはなく、腫れや熱感もないことも多いです。
 
症状はおおむね3期に区別する事ができ、
 
炎症期
拘縮期
解氷期
 
に分けられ
 
炎症期は痛みが出てから最初の数週間、もっとも痛みの強い時期で、肩の前方や奥の方に
 
何もしていなくても痛みを感じる事があり、腕にまで痛みが放散することもあります。
 
痛みは昼夜とも持続し、夜間痛のため睡眠が障害されることもあり、日常生活が困難な程の事もあり
 
この時期は、無理に動かさず、運動を制限し、サポートなどで肩の保温をお勧めします。冷
 
えると痛みが増すことが多く、特に寒い時期は夜間、布団から肩が出ないように気をつけましょう。
 
 
 
 
拘縮期はおおむね2、3ヶ月から1年以上の長期に及ぶ事もあります。
 
拘縮が完成する時期で、日常生活であらゆる方向への運動制限が生じ、可動域が減少します。
 
自発痛は炎症期に比べると軽減しますが、就寝時に寝返りなどによる痛みで起きてしまうこともあり
 
温めたり、お風呂に入ると症状が軽減する事が多いです。
 
この時期では、可動域に応じたストレッチや可動域訓練を行います。
 
前かがみで腕に重りを持ち、振り子のように動かすコッドマン体操などで、肩の可動域を広げます。
 
 
 
 
解氷期では、拘縮が自然に寛解し、日常生活の工夫や保温に努めていると
 
いつの間にか肩の動きが改善し、夜間痛も改善されていきます。
 
解氷期でも徐々に可動域を増やしながら、肩関節のストレッチを継続します。
 
 
 
五十肩は、長い方では数年と痛みの続いてしまう事もある疾患ですが
 
痛みにより、動かす事をかばいすぎると、余計に関節の拘縮を招き、長期間してしまう事もあります。 
 
日常生活では肩の保温に努めて、しっかりと自身にあった関節の可動域訓練を行うことで
 
できるだけ早期に痛みを改善する事が大切です!

 

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