ひなた整骨院ブログ

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後縦靭帯骨化症~腕の痛み~

 

 

皆さんこんにちは。

久峩です!

今回は後縦靭帯骨化症についてです。

 

 

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後縦靱帯骨化症とは

 

後縦靱帯骨化症とは、椎体骨の後縁を上下に連結し、背骨の中を縦に走る後縦靭帯が骨になった結果、脊髄の入っている脊柱管が狭くなり、脊髄や脊髄から分枝する神経根が押されて、感覚障害や運動障害等の神経症状を引き起こす病気です。

骨になってしまう脊椎の部位によってそれぞれ頚椎後縦靱帯骨化症、胸椎後縦靱帯骨化症、腰椎後縦靱帯骨化症と呼ばれます。

 

 

原因は

 

ひとつの原因で生じる病気ではなく、複数の原因で発病すると考えられています。

この病気に関係するものとして、遺伝的素因、性ホルモンの異常、カルシウム・ビタミンDの代謝異常、糖尿病、肥満傾向、老化現象、全身的な骨化傾向、骨化部位における局所ストレス、またその部位の椎間板脱出などいろいろな要因が考えられていますが原因の特定はできておりません。

特に家族内発症が多いことから遺伝子の関連があるのではないかと考えられています。

 

 

どのような症状がおきるか

 

頚椎にこの病気が起こった場合に最初にでてくる症状として、首筋や肩甲骨周辺・指先の痛みやしびれがあります。

さらに症状が進行すると、次第に痛みやしびれの範囲が拡がり、脚のしびれや感覚障害、足が思うように動かない等の運動障害、両手の細かい作業が困難となったりします。

重症になると立ったり歩いたりすることが困難となったり、排尿や排便の障害が出現したり、一人での日常生活が困難になることもあります。 
胸椎にこの病気が起こると体幹や下半身に症状がでます。

初発症状としては下肢の脱力やしびれ等が多いようです。

重症になるとやはり歩行困難や排尿や排便の障害が出現することもあります。

また腰椎に起こりますと歩行時の下肢の痛みやしびれ、脱力等が出現します。 
すべての患者さんにおいて症状が悪化するわけではなく、半数以上の方は数年経過しても症状が変化しません。

ただし、一部の患者さんでは、次第に神経障害が悪くなり、進行性の場合、手術を要することもあります。

また、軽い外傷、たとえば転倒などを契機に急に手足が動かしづらくなったり、いままでの症状が強くなったりすることもあります。

 

 

どのような治療法があるか

 

手術をしない場骨化によって圧迫されている神経を保護することが治療の主目的となります。

頚椎ではまず安静保持を保つため、頚椎カラーの装着等を行います。

この時頚椎は快適な位置にあることが必要です。

高さの調節可能な装具が勧められます。

また、首を後ろにそらせる姿勢は避ける必要があります。

 

 

 

 

どういう経過をたどるか

 

後縦靱帯骨化症は黄色靱帯骨化症、前縦靱帯骨化症を合併しやすく、骨化部位は縦方向や横方向に増大、伸展していきます。

骨化があればすぐに症状が出現するわけではありません。

症状のない方は定期的にレントゲン真検査をする必要があります。

症状が重度になると、日常生活に障害がでて、介助を要することもあります。

一般に骨化が急速に大きくなることは少なく、脊髄神経症状も必ずしも進行性とは限りませんので、手術時期を含めた治療方針は主治医の先生と相談の上、決定する必要があります。

また、いったん手術によって症状が改善しても、数年から10年程度の経過で、同部位かほかの部位の骨化が大きくなって、再度症状が出現することがあります。

そのため、この病気で手術した場合には、生涯にわたって定期的に画像検査を受けることが勧められます。

 

 

日常生活でどのような注意が必要か

 

軽微な外力で神経の障害が急速に進行したり、四肢麻痺になることもありますので、転倒などには十分注意する必要が

あります。

 

 

 

つらい痛みは我慢せずに

ひなたにいらしてくださいね(^^♪

 

 

 

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