2025.02.28
良質な睡眠をとるために
こんにちは!ひなた整骨院柔道整復師の仲瀬です。
来月になったら一気に暖かくなるそうですね。
そうなると、寒さで目が覚めることもなくなり、まさに「春眠暁を覚えず」という感じですね。
睡眠の際ですが、高すぎる枕は、やはりカラダに悪いらしく、
高い枕で寝ていているときに寝返りをすると首の血管を傷つけることがあるそうです。
枕の好みは人それぞれなのですが…
昔々、江戸時代に「殿様枕」という高く硬い枕が庶民の間に流通していたそうですが、
19世紀ごろの随筆の中に「寿命三寸楽四寸」という言葉があって、
その意味は「枕が4寸(約12センチ)だと、マゲなどの髪型が乱れず、直す手間が省けるので楽ではあるが、
3寸(約9センチ)の方が長生きできる」ということなんだとか…
つまりは、高い枕は危険だと昔から認識されていたということです。
現代の生活に置き換えると、高い枕に頭を預けて寝たままでスマートフォンを見続けることが、
首の血管を傷つけるリスクを高めることになるかもしれません。
そんなことにはならなかったとしても、
枕が高すぎると血流が悪くなるので、頭痛の原因になることがあります。
さらには、肩や首の筋肉に負担がかかってしまって肩がこったり、
腰とお尻の辺りに荷重がかかりすぎて寝返りがうちにくくなり、腰痛になることだってあります。
とにかく枕が高いと顎が引けた状態になるので、
呼吸がしにくくなって、寝苦しい状態になるのは間違いありません。
【理想的な枕の高さとは?】
成人の頭部の重さは、だいたい体重の10%くらいあるそうです。
この重たい頭を、立っている間は首の骨が支えていますが、寝ている間は枕がその役割を担います。
頭部の重さで枕は沈みますが、それでも寝ている間に首の骨を支えることができ、
体への負担ができるだけ少なくなって、姿勢を正しく保てる高さの枕が理想だそうです。
【首の骨がしっかり支えられる枕の高さ】
体格によって異なりますが、仰向けに寝たときのマットレスと後頭部から
首にかけてのすき間は1〜6cmほどになると言われています。
枕はそのすき間を埋めて、立っている姿勢に近い自然な体勢を保つ役割をします。
そのためには、すき間を埋めてしっかり密着している状態にする高さが必要になります。
時々、ご自分の首が曲がりすぎていないかチェックしてみてくださいね!
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